注文住宅の外観
デザイン決めのポイント

注文住宅における
外観デザインは非常に重要です。
いくら住み心地の良い内装でも
外装が台無しでは、
帰宅時などに家をみるたび、
げんなりとしてしまいます。

さて、外観デザインを決めるときのポイントには
いくつか大切なものがあるのですが、
特に注目してほしいのが窓。
ふと家を見たときに入ってくる情報のうち、
窓が占める面積は予想以上に大きいものです。
日本住宅の場合、
昔からよく使われていたこともあって
「引違い窓」がよく使われます。
これは左右についた窓を動かして半分だけ開放するという、
言ってしまえば極々一般的な窓です。
この引違い窓、窓の面積を多くとれる、
ローコストといったメリットもあるのですが、
正直言って格好良くありません。
よほどうまく使わない限りは
引違い窓の多用では、
スタイリッシュな住宅を完成させるのは難しいでしょう。
引違い窓は安っぽいという
意見を持った方も少なくないです。

次に外壁の色も重要な要素。
これひとつで外観の印象がガラッと変わります。
光の反射によって周りも明るくする効果のある
白やベージュといった色味が最近は人気のようですが、
これには汚れが目立つというデメリットも存在します。
特に雨の多い地域では
黒い雨だれができたりすることも。
もし白系の外壁を選ぶなら
自浄作用のあるものにしたいところです。
逆に黒は汚れが目立たず、
それでいてシックな雰囲気がある色味。
とはいえ、黒にも光を吸収して
熱くなってしまうという欠点があります。
黒の場合は近隣の人が嫌がることも多いですね。
近所と揉めないように注意しましょう。

他にも緑色の外壁が人気のようですが、
これは年数の劣化と共にコケやカビを連想してしまうため、
定期的なメンテが苦手なかたにはおすすめしません。
ちなみに、最近は外壁に2色、3色と使う家も増えてきました。
凹凸がしっかりした部分などの
色を分けることでメリハリが出てきますね。
ただ、あまりにもカラフルだと見栄えが悪いので、
2色が理想、多くて3色といったところでしょう。

もう一つ、玄関ドアも外観デザインには重要です。
「窓を考える会社」というキャッチコピーで有名な
YKK APさんでは、
玄関ドアやエクステリア、
さらにはインテリアまで、
シミュレーションできるwebサービスを展開しています。
こういうものを利用して、
考えてみるのも一つでしょう。
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